花粉症・ハウスダストアレルギー
Pollen housedust allergy
このページについて
このページにつ花粉症やハウスダスト(ダニ)アレルギーは、子どもにも多くみられるアレルギー疾患です。くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみが主な症状で、集中力の低下や睡眠の妨げにつながることもあります。近年は低年齢での発症も増えています。このページでは、速やかな受診の目安と家庭でできるケア、そして根本的な治療として注目されている舌下免疫療法についてまとめています。
速やかな受診の目安(いつ受診したらいい?)
- 鼻づまりがひどく、口呼吸が続いている
- 目のかゆみで目をこすり続け、まぶたが腫れている
- くしゃみ・鼻水で夜眠れない、日中ぼーっとしている
- 咳が長引いている(アレルギー性の咳の可能性)
- 市販薬を使っても症状が改善しない
いずれかに当てはまる場合は、早めの受診をおすすめします。鼻づまりが長引くと副鼻腔炎や中耳炎を合併することもあるため注意が必要です。緊急時の受診判断に迷ったらこども救急(日本小児科学会監修)をご参照ください。ご家庭でのケア方法についておしえてドクター(長野県小児科医会)もあわせてご覧ください。
ご家庭での対応(自宅では何をすればいい?)
- 花粉の飛散が多い日は外出を控え、帰宅後は手洗い・うがい・洗顔をする
- 室内はこまめに掃除し、布団やカーペットのダニ対策を行う
- 寝具は週に1回以上、天日干しまたは乾燥機にかける
- 空気清浄機や加湿器を活用して室内環境を整える
- 目のかゆみがあるときは冷たいタオルで冷やすと楽になることがあります
症状が続くときは、医師の指示に従って抗アレルギー薬や点鼻薬・点眼薬を使用し、自己判断で中断しないようにしましょう。
舌下免疫療法について
舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少量ずつ体に取り入れることで、アレルギー反応を起こしにくい体質へ近づけていく治療法です。現在、スギ花粉とダニ(ハウスダスト)に対する舌下免疫療法が保険適用で受けられます。
- 対象となるお子さま
- 5歳以上で、スギ花粉症またはダニアレルギーと診断されたお子さまが対象です。
- 治療の流れ
- 1日1回、舌の下に錠剤を置いて1分間保持した後に飲み込みます。初回は院内で服用し、副作用がないことを確認します。その後は毎日ご自宅で服用を続けます。
- 治療期間
- 効果を実感するには数か月かかることが多く、3〜5年の継続が推奨されています。長期間の治療になりますが、根本的な体質改善が期待できる点が大きな特徴です。
- 注意点
- 口の中のかゆみや腫れなどの軽い副作用が出ることがあります。ごくまれにアナフィラキシーが起きる可能性があるため、初回は必ず院内で服用します。治療を始めるタイミングについては、スギ花粉の場合は花粉飛散期を避けて開始する必要がありますので、医師にご相談ください。
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まとめ
花粉症やハウスダストアレルギーは、適切な環境対策と治療で症状をコントロールすることができます。舌下免疫療法は根本的な体質改善を目指せる治療法として、お子さまの将来の生活の質を大きく改善する可能性があります。「速やかな受診の目安」と「家庭でできるケア」を知っておくことで、お子さまの負担を減らしやすくなります。もし迷ったときは、当院がご家族と一緒に最適な対応を考えます。気になる症状があるときは、早めのご相談が安心です。「これは受診した方がいいかな?」というときも、どうぞお気軽にお問い合わせください。
