MR(麻しん・風しん)ワクチン
MR
MRワクチンは、感染力が非常に強い麻しん(はしか)と、妊婦や赤ちゃんに影響の大きい風しん(三日ばしか)を同時に防ぐワクチンです。日本では1歳と小学校入学前の合計2回が定期接種として公費で受けられます。2回接種でほぼ100%の免疫を獲得できるため、お子さまとご家族を守るために非常に重要です。
MR(麻しん・風しん)ワクチンとは
MRワクチンは、麻しんウイルスと風しんウイルスを弱めた生ワクチンで、2回の接種でほぼ生涯にわたり免疫を維持できるとされています。1回だけでは十分な免疫がつかない場合があるため、2回接種することが国際的にも標準です。
麻しん(はしか)
非常に感染力が強く、高熱や発疹のほか、肺炎や脳炎などの重い合併症を引き起こすことがあります。
風しん(三日ばしか)
発熱や発疹が特徴で、大人がかかると重症化しやすい病気です。特に、妊娠初期の女性が感染すると、お腹の赤ちゃんに影響(先天性風しん症候群)が出ることがあります。
| 対象疾患 | 麻しん(はしか)、風しん(三日ばしか) |
|---|---|
| 対象年齢 | 1歳から |
| 接種回数 | 合計2回 |
| 接種方法 | 皮下注射 |
接種スケジュール
合計2回接種します。標準的には以下のスケジュールで進めます。
第1期
1歳になったら、なるべく早く1回接種します。
第2期
小学校入学前の1年間(幼稚園や保育園の年長さんの年齢)に1回接種します。
副反応と接種後の過ごし方
ワクチン接種後、体が免疫を作る過程で反応が出ることがあります。多くは一時的なものですので、慌てず、見守ってあげてください。
よくみられる副反応(腕の跡の変化)
発熱や発疹は接種後1~2週間に一時的に出ることがありますが、通常は数日以内に自然に治まります。まれに熱性けいれんを起こすことがありますが、多くは後遺症なく経過します。ただし、高熱が続く、ぐったりする場合は、自己判断せず必ず医療機関を受診してください。
接種後の過ごし方と受診の目安
接種当日は激しい運動を避け、普段通りに過ごしましょう。もし高熱が続く、ぐったりして元気がない、けいれんを起こすなど、いつもと違う気になる様子が見られる場合は、ためらわずに当院までご連絡ください。
MR(麻しん・風しん)ワクチン
よくあるご質問
なぜ2回も接種する必要があるのですか?
1回の接種では約95%が免疫を得ますが、残り5%は免疫がつかない可能性があります。また年月とともに免疫が弱まるため、2回接種を行うことでほぼ100%の人が長期的に確実な免疫を得られます。
他のワクチンとの同時接種はできますか?
打ち忘れ・スケジュールが遅れたときはどうすれば良いですか?
大丈夫です。公費で受けられる年齢には上限がありますが、気づいた時点ですぐにご相談ください。お子様の年齢や接種状況に合わせて、最適な接種スケジュールを計画します。
当院での接種について
はじめての予防接種は、ご家族にとって不安が大きいものです。当院では、安心して接種を終えていただけるよう、サポート体制を整えています。
当日の流れ
- ご予約
当院は予約制です。公式LINEでご希望の日時をご予約ください。
どのワクチンをいつ打てばよいか分からない場合もお気軽にご相談ください。 - 体調の確認
接種当日は朝に体温を測り、37.5℃未満であることをご確認ください。
風邪症状がある場合は、接種可否を当日医師が判断いたします。 - 持ち物
母子手帳、予診票(定期接種)、医療証、マイナ保険証をお持ちください。 - 接種とアフターケア
接種を行います。終了後は母子手帳をお返しします。
接種後15分ほどは、すぐ戻れる範囲でお過ごしください。
詳しいご案内は当院での予防接種をご覧ください。
きょうだいでの接種をご希望の方へ
ごきょうだいも一緒に接種をご希望の場合は、それぞれご予約をお取りいただいた上で、早い方の予約時間に合わせてご一緒にご来院ください。
接種後のご不安について
ご帰宅後に副反応などでご不安なことがあれば、当院までご相談いただけます。一人で悩まず、まずはお気軽にご連絡ください。
ご予約の上、お気軽にご相談ください。
監修・参考文献
監修
医療法人社団Links
あかちゃんとこどものクリニック南千住
〒116-0003
東京都荒川区南千住7-1-1
アクレスティ南千住医療モール3F
【診療時間】毎日 9:00~21:00(13:00~15:00は休診)
【監修者】山﨑幸太
