肺炎球菌ワクチン(PCV20)
PCV20
肺炎球菌ワクチンは、生後2ヶ月から合計4回接種し、細菌性髄膜炎などの重い病気を予防します。2024年4月から、従来のPCV13に代わり、20種類の血清型に対応したPCV20が導入されました。副反応の多くは一時的ですが、当院では接種後の不安にも丁寧に対応します。
肺炎球菌ワクチンとは
肺炎球菌は、お子様の鼻やのどによくいる、ありふれた細菌です。しかし、時に体の深いところに侵入し、重い肺炎や、命に関わることもある細菌性髄膜炎といった、深刻な病気を引き起こすことがあります。このワクチンは、それらの重篤な感染症からお子様を守るために、生後2ヶ月のワクチンデビューで接種する、非常に重要なワクチンの一つです。
| 対象疾患 | 肺炎球菌による侵襲性感染症(細菌性髄膜炎、菌血症、重い肺炎など) |
|---|---|
| 対象年齢 | 生後2ヶ月から |
| 接種回数 | 合計4回 |
| 接種方法 | 皮下または筋肉内注射 |
接種スケジュール
合計4回接種します。標準的には以下のスケジュールで進めます。
初回接種(3回)
生後2ヶ月から、4週間以上の間隔をあけて3回接種します。(標準:生後2・3・4ヶ月 または 生後2・4・6ヶ月)
追加接種(1回)
3回目の接種から60日以上の間隔をあけて、1歳のお誕生日以降に1回接種します。(標準:生後12~15ヶ月)
副反応と接種後の過ごし方
ワクチン接種後、体が免疫を作る過程で反応が出ることがあります。多くは一時的なものですので、慌てず、見守ってあげてください。
よくみられる副反応
接種した場所の赤み・腫れ・硬く触れるしこり(硬結)、機嫌が悪くなる、眠そうにするといった反応がみられることがあります。発熱も比較的多くみられますが、多くは接種当日から翌日(1日程度)で自然に解熱します。ただし、38℃以上の発熱が2日以上続く場合や、ぐったりして元気がない場合は、ワクチンの副反応以外の病気の可能性もありますので、その際は自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。接種部位の赤みや腫れも、多くは数日以内に自然におさまります。
接種後の過ごし方と受診の目安
接種当日は激しい運動を避け、普段通りに過ごしましょう。もし高熱が続く、ぐったりして元気がないなど、いつもと違う気になる様子が見られる場合は、ためらわずに当院までご連絡ください。
肺炎球菌ワクチン よくあるご質問
どうして生後2ヶ月から、こんなに急いで接種する必要があるのですか?
肺炎球菌による細菌性髄膜炎などの重い病気は、特に0歳の乳児に多くみられます。こうした侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)から守るため、生後2ヶ月から接種を始め、6ヶ月ごろまでに初回3回を完了しておくことが重要です。
打ち忘れ・スケジュールが遅れたときはどうすれば良いですか?
大丈夫です。気づいた時点ですぐにご相談ください。お子様の年齢や接種状況に合わせて、最適な接種スケジュールを改めて計画しますので、ご安心ください。
当院での接種について
はじめての予防接種は、ご家族にとって不安が大きいものです。当院では、安心して接種を終えていただけるよう、サポート体制を整えています。
当日の流れ
- ご予約
当院は予約制です。公式LINEでご希望の日時をご予約ください。
どのワクチンをいつ打てばよいか分からない場合もお気軽にご相談ください。 - 体調の確認
接種当日は朝に体温を測り、37.5℃未満であることをご確認ください。
風邪症状がある場合は、接種可否を当日医師が判断いたします。 - 持ち物
母子手帳、予診票(定期接種)、医療証、マイナ保険証をお持ちください。 - 接種とアフターケア
接種を行います。終了後は母子手帳をお返しします。
接種後15分ほどは、すぐ戻れる範囲でお過ごしください。
詳しいご案内は当院での予防接種をご覧ください。
きょうだいでの接種をご希望の方へ
ごきょうだいも一緒に接種をご希望の場合は、それぞれご予約をお取りいただいた上で、早い方の予約時間に合わせてご一緒にご来院ください。
接種後のご不安について
ご帰宅後に副反応などでご不安なことがあれば、当院までご相談いただけます。一人で悩まず、まずはお気軽にご連絡ください。
ご予約の上、お気軽にご相談ください。
監修・参考文献
監修
医療法人社団Links
あかちゃんとこどものクリニック南千住
〒116-0003
東京都荒川区南千住7-1-1
アクレスティ南千住医療モール3F
【診療時間】毎日 9:00~21:00(13:00~15:00は休診)
【監修者】山﨑幸太
