A型肝炎ワクチン
Hepatitis A
A型肝炎ワクチンは、主に海外の流行地域へ渡航する方に推奨される任意接種です。食べ物や水から感染するA型肝炎を予防します。接種は通常、2回(2~4週間隔)に続けて、初回から24週後に1回追加(合計3回が望ましい)とされ、長期間の免疫維持が期待できます。接種経路は皮下または筋肉内です。
A型肝炎ワクチンとは
A型肝炎は、汚染された水や食品を介してうつる肝炎で、発熱や倦怠感、黄疸などが現れ、成人では重症化・劇症化のリスクが高くなります。日本では大規模流行は稀ですが、海外流行地域は今も多く、ワクチンによる予防が有効です。
| 対象疾患 | A型肝炎 |
|---|---|
| 対象年齢 | 1歳以上が標準(小児は1歳からの接種が推奨) |
| 接種回数 | 2回(2~4週間隔)+初回から24週後に1回追加(合計3回が望ましい) |
| 接種方法 | 皮下または筋肉内注射 |
接種スケジュール
合計2回+24週後に1回追加が基本です。十分な免疫を確保するため、渡航が決まったら早めに開始してください。急ぐ場合は2週間隔で2回という短縮も可能ですが、長期維持には24週後の追加接種が必要です。目安として、出発の少なくとも2~4週間前(可能なら1ヶ月前)に開始すると安心です。
標準的な接種スケジュール(例)
1回目:接種を決めた日
2回目:1回目から2~4週間後
3回目:1回目から24週(約6ヶ月)後
副反応と接種後の過ごし方
ワクチン接種後、体が免疫を作る過程で反応が出ることがあります。多くは一時的なものですので、慌てず、見守ってあげてください。
よくみられる副反応
接種した場所が赤くなる、腫れる、痛むことがあります。発熱やだるさ、頭痛などの全身症状が出ることもありますが、多くは数日で落ち着きます。つらそうな様子があれば、無理をさせずに休ませてあげてください。
接種後の過ごし方と受診の目安
普段どおりで大丈夫です。念のため当日の激しい運動は控え、入浴はいつもどおりで問題ありません。体調や機嫌を見ながら、安心して過ごせるようご家族で見守ってください。高い熱が続く、ぐったりして元気がない、けいれんが見られる、接種部位が強く腫れるなど、普段と違う様子があれば遠慮なく当院へご連絡ください。気になることがあれば、小さなことでもいつでもご相談ください。
A型肝炎ワクチン よくあるご質問
日本国内にいるだけなら、接種は不要ですか?
日本での感染リスクは低めですがゼロではありません。食品由来の散発例や小規模流行が起こることもあります。特に海外との往来がある方、重症化リスクのある方は、状況に応じて接種を検討します。
海外渡航の、どれくらい前に接種すれば良いですか?
少なくとも出発の2~4週間前(可能なら1ヶ月前)に開始してください。急ぐ場合は2週間隔で2回でも抗体は得られますが、長期維持には24週後の追加が必要です。
大人も接種できますか?
可能です。成人は重症化しやすい傾向があり、渡航予定がある方や基礎疾患のある方では接種の意義が高くなります。
当院での接種について
本ワクチンは原則お取り寄せでのご用意となります。お取り寄せに日数を要する場合があるため、接種をご希望の方は日程に余裕をもって事前にご相談ください(留学・渡航等で期日がある方はお早めにご連絡ください)。
当日の流れ
- ご予約
当院は予約制です。公式LINEでご希望の日時をご予約ください。
どのワクチンをいつ打てばよいか分からない場合もお気軽にご相談ください。 - 体調の確認
接種当日は朝に体温を測り、37.5℃未満であることをご確認ください。
風邪症状がある場合は、接種可否を当日医師が判断いたします。 - 持ち物
母子手帳、予診票(定期接種)、医療証、マイナ保険証をお持ちください。 - 接種とアフターケア
接種を行います。終了後は母子手帳をお返しします。
接種後15分ほどは、すぐ戻れる範囲でお過ごしください。
詳しいご案内は当院での予防接種をご覧ください。
きょうだいでの接種をご希望の方へ
ごきょうだいも一緒に接種をご希望の場合は、それぞれご予約をお取りいただいた上で、早い方の予約時間に合わせてご一緒にご来院ください。
接種後のご不安について
ご帰宅後に副反応などでご不安なことがあれば、当院までご相談いただけます。一人で悩まず、まずはお気軽にご連絡ください。
ご予約の上、お気軽にご相談ください。
監修・参考文献
監修
医療法人社団Links
あかちゃんとこどものクリニック南千住
〒116-0003
東京都荒川区南千住7-1-1
アクレスティ南千住医療モール3F
【診療時間】毎日 9:00~21:00(13:00~15:00は休診)
【監修者】山﨑幸太
