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HPV(子宮頸がん)ワクチン

Hpv

HPVワクチンは、子宮頸がんをはじめ、中咽頭がん・肛門がん・陰茎がんなどのHPV関連がんを予防する大切なワクチンです。定期接種は小学校6年生~高校1年生相当の女子が対象で、開始年齢により2回または3回接種します。男性も任意で接種でき、自身のがん予防とパートナーを守る効果があります。

HPVワクチンの公費接種について

女性はシルガード9(9価ワクチン)が公費で接種できます。
男性もシルガード9(9価ワクチン)が承認されましたが、公費での接種はまだ認められていません。

荒川区に住民票がある小学6年生から高校1年生相当の男子(12歳になる年度の4月1日から16歳になる年度の3月31日まで)は、ガーダシル(4価ワクチン)のみ接種の助成が受けられます。助成を受けるには荒川区が発行する接種予診票が必要です。接種予診票の申請については、荒川区の公式ホームページよりご確認ください。

HPV(子宮頸がん)ワクチンとは

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、ごくありふれたウイルスで、主に性交渉によって感染します。多くの場合は自然に排除されますが、一部は長期間感染し続け、数年~数十年かけて子宮頸がん、中咽頭がん、肛門がん、陰茎がんなどを引き起こす原因となります。このワクチンを性交渉を経験する前に接種することで、感染を効果的に予防し、将来のがんのリスクからお子様の未来を守ることができます。
現在の定期接種で使用されるのは、9種類のHPV型に対応する「シルガード9(9価ワクチン)」で、子宮頸がんの原因の80~90%以上を予防できることが分かっています。

対象疾患 HPV感染症、およびそれに起因する子宮頸がん・中咽頭がん・肛門がん・陰茎がん
対象年齢 小学校6年生~高校1年生相当の女子
接種回数 2回または3回(開始年齢による)
接種方法 筋肉内注射

接種スケジュール

合計2回または3回接種します。接種を開始する年齢によって回数が異なります。

定期接種対象

小6~高1の女子(公費)。定期接種の標準的な時期は中学1年生の年度です。男性は任意接種ですが、自治体によって助成制度があります。

小学校6年~15歳の誕生日になる前までに
1回目を接種する場合: 合計2回

2回目の接種は、1回目から通常6ヶ月の間隔をあけます。

15歳になってから1回目を接種する場合: 合計3回

2回目は1回目から2ヶ月後、3回目は6ヶ月後に接種します。

キャッチアップ接種について

1997~2007年度生まれの女性は、2025年3月31日までに1回以上接種を開始していれば、2026年3月31日まで公費で残りを完了可能です。

副反応と接種後の過ごし方

ワクチン接種後、体が免疫を作る過程で反応が出ることがあります。多くは一時的なものですので、慌てず、見守ってあげてください。

よくみられる副反応

最も多いのは注射部位の痛み・赤み・腫れで、多くは数日で自然に軽快します。頭痛・倦怠感・発熱がみられることもありますが、これも一時的です。

接種後の過ごし方と受診の目安

接種当日は激しい運動を避け、普段通りに過ごしましょう。もし注射部位の痛みが強い、高熱が続くなど、気になる様子が見られる場合は、ためらわずに当院までご連絡ください。

HPV(子宮頸がん)ワクチン
よくあるご質問

Q
なぜ小学生のうちに接種するのですか?
A

HPVは初めての性交渉で感染することが多いため、その前に免疫をつけておくことが最も効果的です。若い年齢での接種は抗体がより高くつくられることも分かっています。

Q
男の子も接種できますか?
A

はい、可能です。現時点では日本の定期接種は女子のみですが、WHOは男女とも接種を推奨しています。男性が接種することで、中咽頭がん・肛門がん・陰茎がんなど将来かかる可能性のあるHPV関連がんのリスクを減らすことができ、さらにパートナーへの感染予防にもつながります。

Q
他のワクチンとの同時接種はできますか?
A

できます。年齢的に2種混合(11~12歳)と重なる場合は同日接種も可能です。ご希望の際は予診票をお持ちください。

Q
接種機会を逃しました(キャッチアップについて)
A

過去に接種機会を逃した方でも、1997~2007年度生まれの女性は2025年3月末までに開始していれば2026年3月末まで公費で完了可能です。対象かどうかは自治体または当院へご相談ください。

当院での接種について

はじめての予防接種は、ご家族にとって不安が大きいものです。当院では、安心して接種を終えていただけるよう、サポート体制を整えています。

当日の流れ

  1. ご予約
    当院は予約制です。公式LINEでご希望の日時をご予約ください。
    どのワクチンをいつ打てばよいか分からない場合もお気軽にご相談ください。
  2. 体調の確認
    接種当日は朝に体温を測り、37.5℃未満であることをご確認ください。
    風邪症状がある場合は、接種可否を当日医師が判断いたします。
  3. 持ち物
    母子手帳、予診票(定期接種)、医療証、マイナ保険証をお持ちください。
  4. 接種とアフターケア
    接種を行います。終了後は母子手帳をお返しします。
    接種後15分ほどは、すぐ戻れる範囲でお過ごしください。

詳しいご案内は当院での予防接種をご覧ください。

きょうだいでの接種をご希望の方へ

ごきょうだいも一緒に接種をご希望の場合は、それぞれご予約をお取りいただいた上で、早い方の予約時間に合わせてご一緒にご来院ください。

接種後のご不安について

ご帰宅後に副反応などでご不安なことがあれば、当院までご相談いただけます。一人で悩まず、まずはお気軽にご連絡ください。

ご予約の上、お気軽にご相談ください。

監修・参考文献

監修

医療法人社団Links
あかちゃんとこどものクリニック南千住
〒116-0003
東京都荒川区南千住7-1-1 
アクレスティ南千住医療モール3F
【診療時間】毎日 9:00~21:00(13:00~15:00は休診)
【監修者】山﨑幸太

参考文献